About

誰も通らない道を選んで歩くのが性分で、人まねや、人の後ろについていくことも苦手・・

だからジュエリーを、世界中自分の足でさまざまな場所に行って、実際に見て触って体に刻み込んだ・・

何週間もパリの街の職人系のジュエリー店をひたすら歩き回り、ヴァンドーム広場の工房にも入り浸った

NYのメトロポリタン美術館にもロンドンの大英博物館もジュエリー展示室を訪ね、VA博物館には通い詰めた

老練の職人さんに頭を垂れ質問攻めにし、構造や金属や肌触りについて研究した

珍しいつくりや美しい宝石に出会ったら迷わず買って自分で着けてみた

そんなふうに30年間ジュエリーについてずっと考えて作ってきた

ジュエリーを見る眼を鍛えてきて少しは研がれてきたかもしれない

お客さまの個性によく似合うものを見抜く感覚には狂いがなくなった

私の店に来られたお客さまには、心底から偽りのない満足を差し上げたい

 

ジュエリーは確かな本物を少なく持つのが良い

大事な宝物は愛でて語りかけ、何百回も身に着けてこそ持ち主の人格と溶け合っていく

だから、自分によく似たジュエリーを、1個か...多くても5個くらいが良い

自分の中の美しい「人品」が映し出されるような本物を身に纏ってほしい

「このジュエリーがあったから、あの時を乗り越えられた」と思う瞬間が、人生にはきっとあるはずだから

by Yunagi